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10月23日<交易会 第1日目>

 小林開発部長、畔上MD(マーチャンダイザー:商品開発担当者)に同行し、初めての中国出張です。


 前半の3日間は『広州交易会』を視察しました。広州交易会は、1957年から続く中国最大の展示会です。全世界210ヶ国から17万人の貿易商やバイヤーが集まり、日本からは6,000人の来場者があります。
 交易会の会場周辺は巨大イベントであることがうかがえる交通渋滞。世界各国からのバイヤーが一気に押し寄せるため、会場周辺は車と人で大混雑でした!私は、入場パスポートとなる“バイヤーズカード”作成の列に並びながら「みんな、いったいどんな商品を探しに来たのだろう・・・」と、国際色豊かな会場の雰囲気を体感し、自分がとても大きな舞台に来たような気がして、興奮していました。バイヤーズカード新規取得者だけでも200人ほどの行列になり、並んでいる人の顔ぶれはアラブ系、ヨーロッパ系、アジア系など、多国籍に及びます。私の頭上を各国の言葉が飛び交っていました。


 バイヤーズカードを無事入手し会場入りすると、日本には無い規模の広さで圧倒されました。なんと会場は、東京ドーム約20個分(!)の広さだそうです。その広大な会場に中国全土からメーカーが一堂に集まり、出展ブースの数は55,000にもなります。初日は2班に分かれてとにかく丸1日かけて会場をひたすら回り、明日以降に商談するブースを探し出すことに専念しました。とても歩いて回れる距離ではないので、ゴルフ場のカートのような電気自動車で移動しました。

■広州交易会の展示物一覧
台所用具、日常陶磁器、陶芸製品、屋内の装飾品、ガラス工芸品、家具、編物、籐・鉄工芸品、園芸用品、鉄・石製品(屋外用)、屋内用品、個人のケア用具、お風呂用品、時計、グラス、玩具、プレゼント、祭用品など



10月24日<交易会 第2日目>

 初日に目星をつけたメーカーブースに向かい、いよいよ商談開始。よりよい商品をお客様に使っていただくため、仕入れに向けて交渉を進めていきます。FOB価格(注2)、輸出港、コンテナの積載数量、どこの国に輸出しているのか、原料事情など、調整すべきポイントは多岐にわたります。世界規模の商談会だけに種類も品数も圧巻でしたが、当社の目的の商品はすぐに見つかりました。商品が売場に並ぶ姿を想像しながら、梱包やパッケージなどの形状も確認します。
 中国メーカーの営業は女性が非常に多く、7~8割くらいは女性だったような気がします。英語、日本語が堪能であり、その様子から、私も学生時代に英会話を習うなどもっと勉強しておくべきだったなぁ・・・と後悔しました。
(注2)FOB価格・・・「本船甲板渡し価格」(輸出港で船に商品を荷積みされた時点での価格)輸出側が港までの運賃、保険などの費用を負担するため、その諸費用が含まれた商品原価。



10月25日<交易会 第3日目>

 交易会の最終日。朝、会場へ向かう前にミーティングを行い、これまで商談した商品の品質確認と、今日訪問するブースの確認をしました。最終日なので商談に漏れがないかどうか、打ち合わせを綿密に行いました。私は昨日までに目的の商品を見つけることができたので、今日は、店舗で使用する資材探し、次回の交易会に向けた課題探し、トレンド商品探しなどの目的を持ってブースを回りました。ヨーロッパ向けのおしゃれな商品も数多く、目を楽しませてくれました。



10月26日<工場視察 第1日目>

■綿棒工場視察
当社が取引を開始した綿棒工場へ訪問し、製造工程、品質管理を確認しました。整理整頓がしっかりできていて、工場内も衛生的な印象を受けました。

■トイレットペーパー工場視察

新規工場の稼働状況確認。日本向け輸出が増えているそうで、工場を増床したそうです。今後も2~3倍に増床予定とのことで、パワーを感じました。



10月27日<工場視察 第2日目>

■ナイロンクリーナー工場視察
当社が10月から販売を開始したスポンジの工場で、製造工程を確認して、新規商品の製造を依頼しました。商品サンプルは完成しだい送ってくださるそうです。現状に満足せず、よりよい商品をお客様に提供できるように改良を重ねます。


  ポリエチレンなどを発泡させて、大きな食パンのような 発泡体を作ります。これを小さくカットしてキッチン用、 洗車用などの用途に応じたスポンジに仕上げていきます。実際に見ることで、製造工程をよく知ることができました。 商品に仕上がったときにふわっと軽いスポンジも、 製造前はずっしりとした感じがあります。

  初めての中国出張での経験は、バイヤーとしての業務だけでなく私の人生にとっても大変貴重なものになりました。社内では入社10年を過ぎ若手を卒業し、そろそろ“中堅”と言われる年齢となりました。しかし、このような世界の商談会の場では全くの“素人”だと感じました。上司の小林部長、畔上MDと比較し、自分の専門知識のなさ、勉強不足・経験不足をあらためて痛感した出張でもありました。商品に対する専門知識もまだまだですがが、輸入に関する貿易実務などバイヤーとして身に付けなければならない課題がたくさんあります。勉強すべきこと、これからの課題がたくさん見つかった今回の経験をもとに、挑戦し続けていきます。次回の交易会参加の機会までにはもっと勉強を重ね、他社にはないよい商品も探してみたいと思います。
  今回商談した内容は会社に持ち帰り、小林部長、畔上MDに教わりながら店舗での販売に向けて準備をすすめていきます。



徳永直子

原信ナルスロジテック/
住居衣料バイヤー
徳永直子
新潟産業大学卒

日 程
2011年10月22日(月)~
28日(金)
出張先
中国(広州)
目 的

1.日用品の海外開発
2.店舗資材開発
3.メーカー訪問

視察日程
10月22日(土)成田→広州
10月23日(日)~25日(火)交易会商談
10月26日(水)綿棒工場、トイレットペーパー工場視察
10月27日(木)ナイロンクリーナー工場視察
10月28日(金)広州→成田
出張者
  1. 小林商品開発部長、
    畔上MD(注1)、徳永

(現地では取引先のSKYユニオン村上社長、通訳の周さんにお世話になりました。)

(注1)MD…「マーチャンダイザー」。原信ナルスホールディングスの職位で、商品開発を担当している。
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